育児サロンのよしです。
離乳食が始まると、それまで口にしたことがない様々な食材を赤ちゃんは口にします。
最初はおもゆから始まり、おかゆやペースト状の野菜、果物など月齢ごとに食べられる食材も増えてきます。
離乳食を与える上で気になるのは「食物アレルギー」です。
我が子は二番目の子が検査の結果「卵アレルギー」と診断され、1歳まで卵を完全に除去した食事を提供となりました。
1歳以降に卵黄から始め、その後少しずつ量を増やしていきました。
そして、幼稚園へ上がる2歳半には卵は食べてもいいという許可が貰えるようになりました。
しかし、全ての子供が必ずしも、卵アレルギーだけではなく食物アレルギーが治るという訳ではありません。

目次
食物アレルギーの診断とは?
我が子は卵アレルギーを疑ったのは皮膚疾患でした。
元々上の子も皮膚が弱く冬の時期は肌が乾燥して皮膚科で保湿剤を処方して貰うほどです。
2番目の子が離乳食を開始したのは冬の時期で、卵も丁度食べられるという月齢でした。
最初はご飯を作るときに少量の卵黄を入れ、しっかり加熱したものを食べさせていました。
この時は特に嫌がらず、むしろ卵料理が大好きな子でした。
ところが、保湿剤を塗っても塗っても肌を掻いていることが多くなりました。
丁度小児科へ行く予定があったので、先生に症状を伝え念のためにアレルギー検査をすることになりました。
少量の血液と、普段食事をしている様子や気になる症状はないかという事を聞かれます。
血液検査ではIgE抗体があるかどうかを調べる検査で、レベルは0~6段階に分かれます。
検査結果が分かるのは2週間後だったので、2週間後にもう一度病院を受診したところ、卵白にレベル3の卵アレルギー反応がありました。
メモ
実は食物アレルギーの4割は卵アレルギーというほど、決して珍しいアレルギーではありません。
この卵アレルギーは食べてから殆どは摂取直後から30分以内、遅くても2時間以内に全身に赤い湿疹が現れ、重度の場合は咳や嘔吐を起こします。
アレルギーのレベルにもよりますが、医師がレベルに応じて「卵黄なら食べて良い」や「全く与えないでください」というケースがあります。
我が子の場合は1歳までは完全除去食ということでした。
アレルギーと診断されてからの食生活
それまでは全く気にせずパンや卵ボーロなどをおやつとして与えていました。
しかし、食品の原材料をチェックすると加工品の多くは卵を使っています。
練り物も使用して居たり子供の好きなお菓子には大体全卵が使われているので、最初はとても悩みました。
少量でも1歳までダメという言葉がこんなにも重くのしかかるとは思いませんでした。
そこで頼りになったのは某大手ベビーショップです。
そこにはスーパーやドラッグストアよりも離乳食やおやつなど様々なベビー用品がありますが、その中で特に助かったのは卵を使用していない物が以外にもたくさんあったということです。
おやつもアレルギー対応のものや、カレールーもアレルギー対応の物までたくさんあり、本当は離乳食は1から全部しっかりと作ってあげたかったのですが、そのころ上の子はイヤイヤ期でまだ未就園児です。
手も掛かる上に育児で相当疲れていたので、こういった便利アイテムはとても便利でした。
私の中でレトルトを使うのは手抜きと思っていましたが、いざ使用すると本当に便利でした。
ポイント
もし卵アレルギーでも完全に除去ではない場合、生卵よりもしっかりと加熱した方がアレルギー物質は低下します。
また卵白よりも卵黄の方がアレルギー症状を起こしにくいです。
実際我が子も卵黄は反応ありませんでしたが、やはり卵黄と卵白を分ける上でどうしても少量の卵白が混在してしまいます。
そのため完全除去になりました。
なぜ卵白はダメなのか、それはアレルギー物質である「オボムコイド」という成分が卵白に含まれており、卵黄には殆ど含まれていません。
軽度のアレルギーであればクッキーなどの加工品やしっかり加熱した卵黄は少量ずつ与えても問題有りません。
少量ずつ食べさせることで体は慣れていき、いつの間にかアレルギー反応が起こらなくなります。
1歳になってからの食生活
全開の診断で、1歳になってから再度アレルギー検査をしましょうということでした。
なので、再度病院へ連絡し少量の血液を採取して再びアレルギー検査を行いました。
まだ完全に数値がぐっと低くなったわけではありませんでしたが、卵黄から始めましょうということでした。
手作りのお菓子を作り、その中に卵黄をすこしまぜました。
少量ずつ食べさせてみましたが、特に気になる症状は現れませんでした。
その後は月齢と供に卵黄の量を少しずつ増やし、加熱したものから半熟まで段階を変えます。
2歳くらいには全卵を少量ずつ料理に加えて食べさせましたが、卵白を食べても問題なく、ちょうど幼稚園へ行くことも決まったので再度アレルギー検査をしました。
幼稚園ではアレルギー対応の給食を提供している為、アレルギーが気になる子はアレルギー対応の給食を提供してくれるのですが、検査をしたところ全く問題がないところまで改善していました。
パンやクッキーなどの加工品も全て食べられるようになりました。
この卵アレルギーですが、大きくなるにつれて症状が改善される子が多く、3歳で4割、6歳で8割の子供が食べれられるようになります。
妊娠中に卵を食べると卵アレルギーになるという事で食べる事を拒む妊婦さんもいますが、卵を食べなかったからアレルギーにならないとは限りません。
食べてもアレルギーにならない子はいますし、遺伝の問題もあります。
また摂取開始時期を遅くしてしまうと卵アレルギーを発症する可能性も高くなるという報告もあります。
余り神経質にならず離乳食は月齢に応じてしっかりと始めるようにしましょう。
最後に
いかがでしたか?
上の子は全くアレルギーがなかった事、私自身もアレルギーは全くなかったので今まで食べ物に関して悩んだことはありませんでした。
所が我が子が卵アレルギーと診断されてから今まで経験がなかったこと、今後一生食べさせられないのではという気持ちがわいてしまいとても苦労しました。
しかし、本当に困った時にベビーフードはとても便利でありがたく、また手作りでも作り方を工夫すれば安心して食べることが出来ます。
おやつもドライフルーツや乳製品を中心に食べさせていましたが、特に問題なく過ごすこともできました。
卵アレルギーだからといい、全く食べてはいけないという訳ではありません。
検査で陽性反応があっても先生が少量なら大丈夫という場合もあればレベルは低くても食べたらショック症状が現れてしまい食べてはいけないという場合もあります。
その子によっても食べ進め方は異なるので、卵アレルギーと診断されたからといって落ち込まず先生と一緒に食べ進め方を決めていき、ゆっくりと離乳食を進めていきましょう。