育児サロンのよしです。
新型コロナウイルスのまん延によって緊急事態宣言が発令されるなど、これまで当たり前のように出来ていた生活に支障が出始めており、日本では誰もが未曽有の危機に直面しつつあります。
マスク不足や、外出の自粛によりスーパーが異常に混雑するなど、災害時によく似た問題が起こり始めています。
このような時小さいお子さんのいる家庭では、親が自由に動けなかったりするなどして深刻な影響をもたらしているケースが多いです。
今回の新型コロナウイルスに関しては、食料品が消えるということは考えにくいため、そこまで心配しなくても良いと思いますが!
東日本大震災などの大規模な災害が起こった時に物資の流れがストップし、電気や水道やガスなどのライフラインも遮断されたことは記憶に新しいです。
このような大規模な災害が発生したとき、小さな子どもがいる家庭はどのように対策をとっておけば良いのでしょうか?
そこで今回は、小さいお子さんがいる家庭向けの防災対策をご紹介していきます。
食料品などの物資を用意する方法はもちろん、精神的にも負けずに災害を乗り越えていく方法をご紹介していきます。
参考にしていただけると幸いです。
災害時は物資がなくなる
大規模な災害が発生すると、例えば大地震で道路が遮断されるとトラックが食料を運べなくなるので店頭からは食料品やおむつ、生理用品、が消えてしまいます。
自宅で生活できる人はまだ良いとして、避難所生活の人は更に大変な思いを強いられます。
このような理由から、誰もがある程度の非常食や、災害時に使えるアイテムを用意して置く必要があります。
地震が起こっている時に家族の安全を確保するために
防災対策で大切なことは、まず家の中に余計な物を置かないことだそうです。
そして大きな家具は突っ張り棒や防災用のゲルなどで固定したり、開き戸や引き出しをフックで固定すれば地震による被害も最小限になります。
このような対策をしておく理由としては、大きな地震が起こると、ありとあらゆる家具が子どもの命を奪う凶器になる可能性があるためです。
大人目線ではなく、子どもの目線になって危険なものが置かれていないかチェックしておくことをオススメします。
大人には低い位置と思っていた棚の上のものが、子どもにとっては頭を直撃する位置にあることもあります。
いつも生活している分には全く気にならないとは思いますが、いい機会だと思って危険が潜んでいないかチェックすることをオススメします。
子どものいる家庭が出来る防災対策として準備しておくものは?
食べ物や水を確保しておく
当然ですが災害が起こっても生き延びていくために、水や食料品をある程度確保しておく事が大切です。
乾パンや常温のお水を入れるだけで食べられるカップ麺など、便利なものは沢山あります。
ここで少し気をつけていただきたいのが、いつもと違うものを突然与えて子どもが食べられるのかどうかシミュレーションしておくことです。
というのも災害時はライフラインが遮断されることから、いつも使っているスマホやテレビが使えなくなります。
何らかの方法でスマホを充電できたとしても電波が繋がるとは限りません。
そうすると、子どもだけでなく親も非常にストレスを感じます。
「いつまでこの状況が続くのか分からなくて先が見えず不安」ということもあり、健康な方でもうつ状態になってしまうことすらありますので、心と体の健康を確保することがとても大切です。
そのためには、
①なるべくいつも食べているものを非常食にする
②かるたやすごろくやパズルなど、電子機器に頼らないおもちゃを用意しておく(気を紛らわすのも大事)
という準備をオススメします。
②のアナログなおもちゃに関しては簡単に用意できると思いますが、①のいつもと同じ食べ物って難しいですよね。
どうしたらいいのでしょうか?
オススメは、長期保存のしやすい食べ物を常に余分に用意しておく方法です。
例えば普段から食べているレトルト食品を、多めに用意しておくのです。
ポイント
カレーや親子丼、中華丼の具やパスタソースなど、いつも食べるものを用意しておき、消費して数が減ったらその都度買い足しておくという方法です。
この方法であれば消費期限を過ぎてしまうこともありませんし、なにより子どもたちはいつもの食事に近いので安心できると思います。
乾パンなどは大人でも積極的には食べたくありませんよね..
災害が起こったとはいえ、なるべく人間らしい生活ができる期間を確保することをオススメします。
赤ちゃんのおしりふきを多めに保管しておく
ライフラインが遮断されると当然お風呂に入られなくなります。
最初のうちはいいかもしれませんが、日にちがたつと肉体的にも精神的にもしんどくなってきます。
真夏に地震が起こったら最悪です。もちろん真冬でも最悪なのは変わりありませんが。
そこで役立つのが赤ちゃんのおしりふきです。
ポイント
子どもの衛生管理が出来るのはもちろん、大人も身体をふけるので非常に役立ちます。
食事をするときにもおしりふきで手をある程度綺麗にできるので、ウイルス感染などの二次災害を防ぐことが出来ます。
最後に
いかがでしたか?
災害時に子どもがいる家庭向けに、対策として出来ることをご紹介しました。
今回ご紹介したのは主に災害後の健康面・精神面の安全を確保するための工夫です。
他にも基本的にやらなくてはならない対策など、危機管理教育研究所がまとめている防災のページがありますのでご紹介いたします。
https://www.kunizakinobue.com/bosai/protect_child.html
(参照:危機管理教育研究所)