育児サロンのよしです。
ハンバーガーやフライドポテトなどの手軽で便利なファストフードって、無性に食べたくなることってありますよね。
何となく不健康で体に悪いイメージがあるのですが、子どもに食べさせるのはやはり良くないのでしょうか?
「ファストフードは子どもに悪影響なの?」
「何歳くらいからデビューさせられる?」
「上手な付き合い方が知りたい。」
今回は子どもとファストフードとの関わり方について深掘りしていきたいと思います。
目次
ファストフードは体によくないの?
栄養士さんいわく、ファストフードは、「アレルギーに関わる食品でない限り、極端に同じものを食べ続けないのであれば、食べてはいけないというものではない。」そうです。
ファストフードは、ママの息抜きにもなるし、おもちゃのおまけを楽しみにしている子どもも多いですよね。
ファストフードを全く食べないようにするのも難しいでしょう。
私たちの食生活は、ファーストフードとは切っても切れない関係であることは間違いなさそうです。
ファストフードが与える影響
栄養や品質の面から考えるとどうなのでしょうか?
子どもにどのような影響があるのかを検証します。
塩分が多い
塩分が多く、濃い味付けのものが多いです。
たくさん食べ続けると、子どもの味覚形成において悪い影響を与えかねません。
肥満の原因
そのうえ、高脂肪で高カロリーな食品でもあります。
例えば、ハンバーガーとポテト、シェイクのセットで約700キロカロリー。
これは、3~5歳の1日の必要エネルギーの半分以上を占めます。
子どもの肥満が増加した原因の1つにもあげられています。
くせになる味
嗜好性が強く、また食べたいと思わせるくせになる味つけがされています。
ふだんの食事でも味の濃い、高脂肪なものを好むようになります。
子ども時代に身についた食習慣は大人になっても続くため、将来、生活習慣病を引き起こすリスクが高くなります。
ファストフードと上手に付き合う方法
ここからは、ファストフードが習慣化しないように、適度に利用しながら上手に付き合っていく方法を考えていきます。
1日トータルでバランスをとる
3回の食事トータルで栄養バランスを考えるといいですね。
例えば、お昼にファストフードを食べるとして、朝と夜はどのようなメニューだとバランスがとれるかというと、
朝:ごはん
みそ汁(小松菜、玉ねぎ、しめじ、とうふ)
さつまいもの煮物
サラダ(トマト、きゅうり、レタス、とうもろこし)
夜:ごはん
焼き魚(あじ、さんま、さば)
揚げ出し豆腐
温野菜サラダ(ブロッコリー、にんじん、きのこ)
昼にビタミン・ミネラルが十分にとれないので、朝と夜で野菜を多く使ったメニューを心がけます。
体にいい食事と楽しむ食事
いつもいつも健康のことだけを考えて食事するのは楽しさに欠けますし、ファストフードを1度食べただけで肥満や病気になるわけではありません。
健康のための食事と楽しむ食事を分けて考えるとうまくいきます。
メリハリをつけて付き合っていきたいものです。
ただ、ファストフードが習慣化しない工夫は必要です。
子ども自身が、「ファストフードばかり食べていたら体に悪い」ということを理解できるようになってほしいからです。
あらかじめ、ファストフードの利用回数を決めておいたり、
「お昼はハンバーガーだったから、夜は野菜をしっかり食べようね。」
などの声かけで、栄養への意識づけを促してあげましょう。
ファストフードはいつから食べていい?
「ファストフードのデビューは何歳くらいがいい?」と疑問のパパママさんもいらっしゃるかと思います。
「ファーストフードをいつから食べさせましたか?」というアンケートによると、
3~5歳に与えたという人が約半数。ほとんどの子どもが小学校入学前にファストフードデビューしているようです。
中には、全くファストフードを食べさせない親御さんもいらっしゃいます。
ここはおうちの方針や考え方によるところが大きいですね。
私の個人的な意見としては、「大人と同じ食事がとれるようになったら」が1つの目安だと考えています。
まずは幼児食を卒業してから、親の判断で決めればいいのかなと思います。
我が家の場合
うちの子たちのファストフードデビューは4歳ごろだったと記憶しています。
幼稚園時代はお友達親子といっしょに、時々利用していましたね。
行事の後や幼稚園が早く終わった日などに、がんばったごほうび的な意味合いで使っていました。
小学校に上がってから数年は全く利用することはありませんでした。
最近は、年に3~4回のペースで使っているという感じです。
ファストフードを食べた日は、体が野菜を欲しがるので、自然と野菜中心のメニューになっていましたね。
ファストフードが習慣化することなく、適度に楽しみながら今現在に至っています。
最後に
いかがでしたか?
ファストフードが子どもに与える影響についてお話してきました。
ファーストフードは、手軽で便利な反面、
- 塩分が多く、高脂質高カロリー
- 肥満の原因になる
- 嗜好性が強く、くせになる
というデメリットもあるので、習慣化しないような工夫が必要です。
ファーストフードと上手に付き合う方法として、
- 他の食事で栄養バランスをとる
- 健康のための食事と楽しむ食事を分けて考える
ファーストフードも利用する目的や日々の食事の工夫次第で、楽しいものに変わります。
子どもたちには、「食べる楽しみ」を存分に味わってもらいたいです。