育児サロンのよしです。
離乳食の時期が終わりると、自分でスプーンやフォークを使って食事ができるようになってきますね。
そろそろ、お箸に興味を持ち始めるお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、「お箸トレーニング」についてのお話です。
「おすすめのトレーニング箸があったら教えてほしい。」
「どんな風にトレーニングしていったらいいの?」
我が家の体験談を紹介しながら、お箸トレーニングのコツについてもお伝えしていきます。
目次
お箸トレーニングはいつから?
結論から言うと、何歳からはじめてもOKなんですが、いくつかの目安があります。
- スプーンの3点持ちができるかどうか
「3点持ち」とは、えんぴつを持つような持ち方のことを言います。
親指・人差し指・中指の力がついて、お箸をしっかり支えられている状態になっています。
スプーンを上からわしづかみにしたり、歯ブラシを持つような形をしているのなら、まだちょっと早いのかもしれませんね。
- いすに座って食事ができるかどうか
短時間でもいいので、いすに座っていられる集中力が身についているかどうかで判断します。
子どもにとっては、はじめてのお箸トレーニングになります。
最後まであきらめない忍耐力も必要になってきますね。
- 言葉を理解してコミュニケーションがとれるかどうか
相手の言葉を理解して受け答えができるかどうかで判断します。
自分の気持ちをコントロールする協調性も大事ですね。
以上のことをふまえると、およそ3歳くらいから、早くても2歳くらいからはじめる場合が多いようです。
年齢で判断しないで、子どもの発達や意欲に合わせて検討してみてくださいね。
最終的には、給食の始まる頃にはマスターできるのが理想的かな、と思います。
トレーニング箸の選び方
目的別に合わせて、主に2つのタイプがあります。
サポート付きタイプ
つかむ感覚を覚えるには、「サポート付き」タイプが便利です。
初めてのお箸トレーニングなら、こちらをおすすめします。
リングやブリッジがついていて、お箸がばらばらになりません。
なので、リングに指を通したり、添えたりするだけで、簡単に物をつかむことができるんです。
まずは、楽しく物をつかむ練習から入ると、嫌がらずにトレーニングできますね。
おすすめサポート付きお箸
<エジソンのお箸キッズ>
トレーニング箸の定番です。
左きき用もあります。
ディズニー・トーマス・ミッフィーなどキャラクター商品も豊富にそろっています。
<コンビはじめておはし>
メイドインジャパンの、ひのき箸です。
はじめてのお箸だから、素材にもこだわりたいですよね。
食洗器にも対応しているので、衛生面でも安心です。
くぼみタイプ
サポート付きタイプを卒業した後は、「くぼみ」タイプがおすすめです。
正しいお箸の持ち方を練習するのに向いています。
指の形に合ったくぼみがついていて、それぞれの指の正しい位置を覚えることができます。
お箸がばらばらになるので、最初は難しいかもしれませんが、パパママが教えやすいというメリットがあります。
サポートタイプは使用せず、くぼみタイプからトレーニングをはじめる方もいらっしゃいますね。
おすすめくぼみお箸
<イシダ子供用三点支持箸>
サイズ展開が豊富なので、子どもの成長に合わせて使う続けることができます。
くぼみが指になじんで、自然ときれいな持ち方ができるように設計されています。
<うるし庵矯正箸>
本格的な漆塗りの美しいお箸です。
くぼみの部分も自然で、トレーニング箸っぽい感じがしません。
これなら美しいお箸使いができそうですね。
手の長さに合ったお箸がベスト
子どもの手の大きさに合った長さのお箸を用意してあげましょう。
以下は、およその目安です。
- 身長100㎝以下(~2歳)→13㎝
- 身長100~110㎝(3~4歳)→14.5㎝
- 身長110~120㎝(5~6歳)→16㎝
- 身長120~130㎝(7~9歳)→18㎝
お箸トレーニングの方法
ここからは、具体的なお箸トレーニングの方法についてお伝えします。
順序を追った教え方を紹介します。
- まずは、上のお箸の練習をします。
えんぴつを持つように、親指・人差し指・中指でお箸を持ちます。
この状態のまま、お箸を上下に動かします。
- 次に下のお箸の練習です。
親指の付け根のところでお箸をはさみ、薬指の横にあててお箸を固定します。
下のお箸は、このまま動かさないようにします。
- 最後に2本のお箸で練習です。
2歩の箸先をそろえて、上のお箸と下のお箸を持ちます。
下のお箸は動かさず、上のお箸は人差し指と中指ではさんで、親指で押さえる感じです。
我が家の体験談
長女は、「幼稚園でのお弁当をお箸で食べる」を目標にトレーニングをはじめました。
当時あまり知識もなかったので、いきなり子ども用のお箸でやっちゃいましたね。
はじめはお箸で食べるのにもすごく時間がかかったので、最初の10分などお箸の練習時間を決めてトレーニングしていました。
少しずつでも練習していると、必ず上達しますよ。
二女は、サポートお箸からはじめました。
サポートお箸からはじめると、手が形を覚えているのか、くぼみお箸の上達が早いように感じました。
幼稚園のママ友に、お箸の持ち方を褒めてもらったことがあるんですね。
なんか、めちゃくちゃうれしかったです。
きれいなお箸の持ち方してる子って、すごくきちんと育てられているように感じませんか?
礼儀作法は、その子にとっては一生の財産だと思うんですよね。
あまり細かく言いすぎると、食事が楽しくなくなりますので、メリハリつけてトレーニングすることをおすすめします。
きれいにお箸が持てていたら、どの子もたくさん褒めてあげてほしいです。
最後に
お箸トレーニングについてお話してきました。
はじめる時期の判断は、
- スプーンの3点持ちができるかどうか
- いすに座って食事ができるかどうか
- 言葉を理解してコミュニケーションがとれるかどうか
を目安にすること。
トレーニングお箸は、子どもの発達や意欲にあわせて、手の大きさに合った長さのお箸がを用意すること。
お箸トレーニングは、上のお箸と下のお箸を別々にトレーニングしていくことをお伝えしてきました。
最後になりましたが、大人になれば誰だってお箸は使えます。
どうぞ、気長に地道に「美しいお箸使い」をめざしていただければと思います。