育児サロンのよしです。
子どもが産まれるといろいろとお金がかかりますよね?
子ども一人育てるのに3000万円かかるという情報もあります。
なかなかの金額ですが、なんとその半分以上は学費が占めていると言われています。
当然ですが、子どもが小さくて学費がそんなにかからないうちは将来に備えて積極的に貯蓄しておくことがとても大切です。
さて、子どもの学費を貯める方法として一般的なのは、学資保険や定期貯金、投資信託などの選択肢が挙げられます。
どの方法にもメリットがあるのですが、今回は国債で学費を貯蓄する方法をご紹介していきます。
というのも新型コロナウイルスの影響で国債が新たに発行される事が決まったからです。
国債での学費の貯め方について具体的にご紹介していきます。
目次
学費の貯め方
学費の貯め方はいろいろあります。
長期的に積み立てていく方法が一般的ですが、それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。
銀行の定期貯金
定期貯金は以前から学費以外にも、将来何らかの目的に合わせて貯蓄をする際に利用しやすい方法です。
メリットは積み立てた金額の元本が割れることがないということ、そして比較的いつでもお金を引き出しやすいということです。
デメリットは積み立てた金額以上のメリットがないということ、そして解約のしやすさからお金を使ってしまうリスクがあるということです。
金利は普通預金よりは良いと言われているものの、マイナス金利や新型コロナウイルスの影響もあり世界経済が停滞しているためほぼゼロです。
特にメガバンク系列、そして郵便局の定期貯金は特に金利は期待しない方が良さそうです。
ネットバンクは比較的金利が高いので、ご紹介していきます。
SBJ銀行
「ミリオくん」「ミリオくん2」はそれぞれ預金期間1年、2年の定期預金です。
金利はそれぞれ0.20%、0.25%と比較的高めです。10万円から預入可能です。
あおぞら銀行
預金期間1年の定期預金の金利は0.20%と比較的高めです。
定期預金は50万円から預入可能ということで、他社より1口の金額が高めになっています。
学資保険
学資という名前の通り、学資保険は学費を貯めるのに最適な方法です。
メリットは将来まとまった金額を受け取れるだけでなく、保険なので契約者(パパやママ)の万が一のときはそれ以降の保険料の支払いが免除されます。
つまり親の万が一の時でも予定通り学費を準備できるというのが学資保険最大のメリットです。
デメリットは払い込んだ保険料に対して受け取れる金額は100%に達しない場合も多いです。
とはいえ、保険会社によっては支払った保険料の100%以上を受け取れる場合もありますので学費を貯めるのにメリットの大きい方法と言えます。
つみたてNISA
NISAとは株・投資信託を活用した資産運用の一種です。
先にデメリットをご紹介すると投資ということで支払った金額の元本保証はありません。
また、プロに委託して運用を任せるのでそのための手数料がかかります。
しかし株式・投資信託などの配当・譲渡益等が非課税になるので、少額から投資を行う方にもメリットのある方法です。
過去の実績を見ることで将来の予測が立てやすくなるので例をご紹介しますと、
「野村世界6資産分散投信(安定コース)」の過去10年の利回りは約3%です。
例えば毎月1万円を18年間積み立てた時の例で考えると、
利回り0%だと216万円貯まります。(普通預金等はほとんどこのような貯まり方です)
しかし利回り3%だと73万円増えて289万円になる計算です。
そのため長期の貯蓄で考えると非常にメリットのある方法と考えられています。
https://www.jp-bank.japanpost.jp/moneyguide/moneyplan/
(参照:ゆうちょ銀行 親子のためのマネープラン)
国債で学費を貯めるメリット・デメリット
国債のメリットは何と言ってもその安定性にあります。
そもそも国債は「国が国民から借金をする」という仕組みなので、非常に安全性が高いのです。
そして定期預金よりも金利が高いのが選ばれるポイントになっています。
デメリットは結果として投資信託より金利が低くなることが多いようです。
また、国が募集をしたときに購入する仕組みなのでいつでも好きな時に購入することは出来ません。
学費を長期的に貯めるという意味では問題ないかもしれませんが、最低1年間は中途解約が出来ないという問題もあります。
個人向け国債が発行されます
2020年6月4日(木)~2020年6月30日(火)の期間において個人向け国債が発行されます。
固定3年及び5年、変動10年の国債となりますが、変動10年でも最低保証で年0.05%が保障されているので定期貯金などに比べるとメリットのある方法と言えそうです。
https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/shisanunyou/kokusai/kj_suy_ks_index.html
(参照:ゆうちょ銀行 国債)
https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/shisanunyou/kokusai/pdf/kokusai_kojin10_2006.pdf
(参照:国債募集のお知らせ 個人向け国債変動10年)
最後に
いかがでしたか?
国債による学費の貯蓄についてご紹介しました。
6月に国債が発行されるのは、新型コロナウイスの影響で国もお金を集める必要が出てきたからという背景ではありますが、子どもの教育資金を貯めるためにはメリットのある方法ですので、この機会に検討してみても良いかもしれません。