育児サロンのよしです。
最近では、東京都内で新型コロナウイルス感染者数が連日100人を超え出すなど、一度落ち着きを見せたと思われていた、新規感染者数が急増しています。
第二波、第三波が発生する恐れについては以前から専門家から提言されていましたが、今回のこの流れは第二波に繋がるのでしょうか?
だとすると、感染対策に関してはいっそう注意を払っていく必要がありそうです。
そこで今回は100年前に大流行したスペイン風邪のデータをもとに、感染症の第二波がどんなものだったのかをご紹介していきます。
新型コロナウイルスに関しても、同じような感染者数の推移が見られる恐れがありますので、ご参考にしてみてください。
目次
これは第二波の前兆なのか?
東京での新型コロナウイルス感染者数は7/1で107人、7/2で124人、7/3で131人と徐々に急増徐しています。
これは緊急事態宣言が発令されている4月と同じ水準であるため、不安に思っている方は多いと思います。
今回のコロナウイルス感染拡大と100年前のパンデミックを比較
100年前、第一次世界大戦中の1918年頃からスペインを発端としてインフルエンザが大流行したことがあります。
(本当にスペインを発端として感染拡大したのかどうかについては諸説あります)
通称「スペイン風邪」とも呼ばれますが、感染者数は世界人口の25~30%以上、そして世界で5億人以上が感染したとも言われており、その被害の大きさからインフルエンザ・パンデミックとして流行の記録が残っています。
メモ
日本国内でも多くの感染が確認され、1918年から1921年までの3年間の間に3度も感染者増加のピークを迎え、およそ39万人が死亡したというデータも残っています。
スペイン風邪が流行していた当時も、現在の新型コロナウイルス感染症に関する対策と同様の手法が取られていました。
映画館など人の多く集まるところは封鎖され、どうしても人通りの多いところに行かなければならない場合はマスクやハンカチを持参して飛沫感染を防いでいたようです。
スペイン風邪の第二波はどうだったか
新型コロナウイルス感染症の第二波がどのように発生するのか、過去のスペイン風邪のデータを参考にすることでヒントを見つける事が出来るかもしれません。
スペイン風邪は、第一波だけでなく、第二波、第三波が起こっています。
第二波での死亡率は第一波の4倍にも跳ね上がったそうですから、新型コロナウイルスにおいても一度感染のピークを抜けても予断は許さない状況と言えます。
むしろ、今回東京で新型コロナウイルス感染者数が急増しているのは、ゴールデンウィーク辺りから比較的外出し始めた人が増えたことが原因になっているようです。
さて、スペイン風邪では第二波で死亡率が4倍になったということですが、これはウイルスの「変異」が影響しているようです。
ちなみにウイルスは常に変異、増殖を繰り返すものです。
常にマイナーチェンジを行うことによっていつの時代も生き延びており、一度インフルエンザにかかった人でもまた別のインフルエンザウイルスにかかることがあるのはそのためです。
つまり、新型コロナウイルスの感染が落ち着いている今のタイミングで、コロナウイルス自体がひっそりと毒性を強めており、急に人類に襲い掛かってくるリスクについて考えなくてはなりません。
(参照:Wikipedia スペインかぜ)
第二波への備え
新型コロナウイルスに関しても第二波の恐れは十分にあるので注意が必要です。
今は東京で感染拡大が続いていますが、これは大体が夜の街関連だと発表されています。
ニュースでの都知事の発表などを見ていると、新宿や池袋の接待を伴うお店で集中して感染が広がっているとのこと!
東京全体、そして日本全体での感染が広がっている訳ではありませんから、これはまだ「第二波」とは言えないかもしれません。
インフルエンザ・パンデミックとして記録が残っているスペイン風邪は、1918年1月に感染の1波が発生し、一旦終息を見せましたが1918年の秋口に第二波が発生しました。
そのうえインフルエンザウイルスが変異したことにより被害が甚大になり、第一波に比べて致死率が上昇したと言われています。
スペイン風邪の記録を参考にすると、新型コロナウイルスも今年の秋口に第二波が起こる恐れがありますから十分に注意が必要になります。
外出は控えるべきか
現在の東京都内での感染者数の増加、そして秋口に起こるかもしれない第二波に備えるために外出に関しては慎重になるべきとのいう意見もあります。
しかし、現在は感染対策と経済活動を両立していく時期と言われているので、感染対策をしっかり行ったうえで外出をすることが大切です。
夏場は熱中症のリスクがあるので、人が密集していないところではマスクを積極的に外してもいいと言われていますが、それ以外にも基本の感染対策はしっかりと実行していく必要があります。
ただし、子育て世代は子どもに何かあってからでは遅いですからより一層の感染対策を行う必要がありますし、外出もあまり積極的にはしない方が良いかもしれません。
最後に
いかがでしたか?
新型コロナウイルスに関して必ずしも第二波、第三波が発生するかは分かりませんが、ウイルスの特性上そのリスクは避けられません。
心配しすぎるのは良くありませんが、感染の波が一度落ち着いてきたからと言って感染症対策を怠らないようにすることが大切です。