育児サロンのよしです。
「下の子に手がかかって、上の子をかまってやれない・・」
「つい上の子にはきびしくなってしまう・・」
「きょうだい」を平等に育てられているのか不安・・」
このようなお悩みありませんか?
「きょうだいって、どう育てるのがベストなの?」
今回は、「きょうだいの育て方」についての疑問やお悩みを、筆者の体験談を交えながら解決していきます。
合わせて、きょうだいを育てる際のポイントもお伝えします。
きっと気持ちが軽くなりますよ。
きょうだいは平等に育てるべき?【平等にはできない】
きょうだいであっても平等にはできません。
理由は以下の3つです。
- きょうだいでも別々の違う人格だから
きょうだいとは言え、年齢も性格も異なるのですから、平等である必要はないと考えます。
その場の状況や子どもの個性に応じて、柔軟に対応するのが理想的ですね。
- 親の経験値が変わるから
やはり親の経験は大きく影響します。
初めて子どもを育てるのですから、誰だって不安で緊張します。
これが2人目3人目になると、いい意味で肩の力が抜けて来るんですよね。
手の抜き方も分かってきます(笑)
筆者も自分がどんどんたくましくなっていったのを自負しております。
- 同じものを与えることが良いとは限らないから
兄弟・姉妹で同じ習い事やスポーツなどをしていると、感じることが多いですね。
お互いのライバル意識をポジティブな方向にもっていけたら、すばらしいです。
しかし、それがきょうだいを比較する材料になったり、どちらかが引け目を感じてしまうようであれば、あまりおすすめできません。
具体的なかかわり方(我が家の場合)
我が家の長女・次女の場合をお話しながら、当時を振り返ってみます。
長女(赤ちゃん返りあり)
次女が生まれると、急におねえちゃんに見えるんです。
実際、お手伝いなどもしてくれるようになったりして、親としては「頼もしさ」を感じていました。
「やっぱり、下の子が生まれるだけでおねえちゃんになるんだな。」と思いました。
ある時、長女が「○○(長女の名前)も、あかちゃんのベッドでねたい。」
ポツリと言いました。
「わたしも妹のようにお世話をしてほしい!」
長女なりのメッセージだと受け止め、ハッとさせられたのを覚えています。
おじいちゃん・おばあちゃんが遊びに来ても、ついつい話題は次女のことばかりになってしまいがちに。
長女が突然声をあげて泣き出したこともありました。
次女(ピアノをやめた)
次女が生まれて感じたこと。
「小さいだけで、こんなにかわいいのか!」ということです。
下の子に甘くなる親の気持ちが本当によく分かります。
長女がピアノを習っていて、本人も希望したので、当然のように次女もいっしょに習いはじめたんです。
毎日こつこつ練習できる長女とは違い、耳と感性で表現したいタイプの次女。
だんだんとピアノが楽しくないもの=苦痛に変わっていきました。
「いやいやピアノをひくより、好きな絵を描いていたいんだろうな。」
しかし、途中でやめるには親にも勇気がいります。
しばらく迷っていましたが、潔くやめて絵画教室に行くことにしました。
今思うこと
とにかく長女へのフォローが圧倒的に足りなかったですね。
時間が戻せるなら、当時の長女の気持ちに寄り添いたいです。
自分もいっぱいいっぱいだったんだな、と反省しています。
長女は妹思いの優しい子になり、次女は絵を描くのが大好きな子になっていますよ。
きょうだいの育てのポイント
先に、「きょうだいは平等にできない」ことについてお話しました。
そうは言っても、親として「できる限り公平・公正に、分け隔てなく育てたい!」ですよね。
そこできょうだいを育てる際のポイントをお伝えします。
上の子のフォローに徹する
筆者が一番伝えたい部分です。
下の子が生まれたら、
「やったー!かっこいいおにいちゃんになれたね!」
「おめでとう。ついにおねえちゃんだね!」
こんな風に声をかけてあげてほしいです。
ママが大変なら、パパや周りの家族が全力でサポートしましょう。
1日の中でスキンシップの時間を作ったり、ママと二人っきりの時間を持つのも効果的です。
この時、「○○(下の子の名前)には内緒だよ。」と付け加えるのを忘れずに!
十分なフォローがあると、スムーズに下の子を受け入れることができます。
自己肯定感(自分は愛され、必要な存在だと感じること)をはぐくむ絶好のチャンスですね。
比較は厳禁
よく聞く話だとは思いますが、念のために付け加えておきます。
ただ、比べてはいけないと分かっていてもつい口走ったり、ポロッと態度に出たり・・
子どもは親の言動に敏感ですよね。
大きくなってくると、外でもいろいろ言われたりする可能性もでてきます。
家の中だけは公平・公正な場所でありたいものです。
まとめ
きょうだいを育てるには、「平等に接する」ことにこだわらなくていいこと。
最大のポイントは
- 上の子のフォローに徹する
- きょうだいを比べない
ことをお話してきました。
いかがでしたか?
きょうだいも同性同士、男女の組み合わせで個性の出方が変わってきますね。
今子育ての正解を見つけるのは難しいです。
いつか、あなたの子どもが、
「ああ、自分は親に大事に育ててもらったんだな。」
そう思ってくれる日が来ることを願っています。

ぜひご参考にしてみてください。