育児サロンのよしです。
マイコプラズマ肺炎という言葉を聞いたことがありますか?
マイコプラズマ肺炎は普通の肺炎とは異なります。
実はこの肺炎は健康で持病が特にない人でも発症しやすいのです。
多くの人は軽症で済みますが、中には重症化し入院して専門の治療を受ける必要があります。
我が子もこのマイコプラズマ肺炎へ感染しました・・・
連日夜中に40℃以上の発熱と嘔吐を2週間繰り返し、転院して検査した結果マイコプラズマ肺炎という事で5日間入院となりました。
最初は胃腸炎という診断で治療をしていましたが結果的にマイコプラズマ肺炎だったので、医療機関でも最初は分かりにくい病気なのかもしれません。
では、マイコプラズマ肺炎に感染した場合、その症状について解説していきます。
目次
マイコプラズマ肺炎の症状は?
マイコプラズマ肺炎に感染すると、すぐに発症するという訳ではなく2~3週間体内に潜伏します。
発症すると発熱や頭痛に全身のだるさなど風邪と似たような症状が現れ、数日遅れて咳が現れます。
風邪の場合は薬を飲むと熱や他の症状も落ち着いてきますが、熱が下がった後も咳は数週間続きます。
息をすると喘息の様に「ヒューヒューゼーゼー」といった音がします。
多くの患者さんの場合は肺炎になる前に症状は回復していきます。
しかし、中にはそこから肺炎になって症状が長引き、重症化するケースがあります。
実際に我が子も診断されました。
マイコプラズマ肺炎とわかるまでに3週間、そこから5日入院しました。
その後、退院した後1週間後に再度病院へ行ってレントゲン撮影を行い、完全に完治したと判断され、かかりつけの医師の所へ行って許可が出るまで1か月は幼稚園を休みました。
このように小さな子供の場合、重症化してしまうことはあります。
特に肺に持病がなくてもこのように入院してしまう子供は多いという事で、咳が長引く場合はマイコプラズマ肺炎の疑いが出てきます。
受診の目安は60歳未満で持病がない若しくはあっても軽い、強い咳が2~3週間以上続き痰が出ない場合です。
おかしいなと思ったら、呼吸器内科などの専門の医療機関へすぐに受診しましょう。
マイコプラズマ肺炎の治療方法とは?
マイコプラズマ肺炎の疑いがある場合、通常の肺炎の薬は効果がありません。
そのためまずは普通の肺炎とマイコプラズマ肺炎を判断するために紋損と視診、レントゲンなど様々な検査を行います。
もし肺炎が疑われた場合は血液検査で炎症の有無や白血球の数を調べます。
マイコプラズマ肺炎の場合、年齢が若年層で咳が長引き白血球の数も増えておらず両方の肺に白い影がある場合マイコプラズマ肺炎と診断されます。
メモ
マイコプラズマ肺炎と診断された場合、抗菌薬を飲みます。
多くの場合第一選択薬としてエリスロマイシンやクラリスロマイシンなどのマクロライド系の薬が処方されます。
第二選択薬としてはキノロン系やテトラサイクリン系の薬です。
しかし、重症化した場合入院になる為、テトラサイクリン系の薬を注射したり副腎皮質ステロイド約を点滴したり薬を変えて治療を行います。
通常の肺炎の場合はペニシリン系の薬で効果を発揮しますが、マイコプラズマ肺炎はペニシリン系の薬は効果がないので第一選択薬としてマクロライド系の薬が処方されます。
多くの人はこの第一選択薬で効果を発揮し、使用開始から2~3日で熱が下がります。
もしマクロライド系の薬が効かない場合は、肺炎球菌や他の病原菌が関与していないか調べます。
検査をした結果特に他の病原菌が確認されない場合、第二選択薬が処方されます。
この第二選択薬が処方されるのはマクロライド系の薬が効かない、いわば「耐性菌」と判断された場合、この薬が選択されます。
しかし、問題はこのテトラサイクリン系の薬は骨や歯の発達に影響があるという事です。
そのため、このテトラサイクリン系の薬は原則として8歳未満の使用が禁止されています。
マイコプラズマ肺炎と診断された時の家庭でのケアは?
マイコプラズマ肺炎は軽症であれば入院はしません。
医師から抗菌薬を処方されるので、決められた薬をしっかりと飲むことで症状は改善します。
ですが、軽症と言っても不要な外出を避けるなどの対策はします。
特に発熱や倦怠感などの症状がある場合、無理に登園や登校をせずに休息が必要になります。
嘔吐や下痢をしている場合は、脱水症状になることがあるので、水分はしっかりと摂取をしなければいけません。
経口補水液をゆっくりと飲んでこままめに水分を摂取するようにしましょう。
もし嘔吐をしている場合は症状が治まってきたら消化のいい食べ物を食べましょう。
おかゆやプリンやゼリーなどお子様が食べやすいものを少しずつ食べさせてください。
基本的にマイコプラズマ肺炎で明確な通園や通学の停止基準はありません。
しかし、園や学校で登園や登校が出来ないと判断された場合は完治するまでは休まなければいけません。
園や学校によっては登園や登校を再開する場合、診断書の提出が必要な場合があるため、自己判断で登園や登校をせず、しっかり治してから行きましょう。
最後に
いかがでしたか?
マイコプラズマ肺炎は軽症であれば入院はしません。
医師から抗菌薬を処方されるので、決められた薬をしっかりと飲むことで症状は改善します。
ですが、軽症と言っても不要な外出を避けるなどの対策はします。
特に発熱や倦怠感などの症状がある場合、無理に登園や登校をせずに休息が必要になります。
嘔吐や下痢をしている場合は、脱水症状になることがあるので、水分はしっかりと摂取をしなければいけません。
経口補水液をゆっくりと飲んでこままめに水分を摂取するようにしましょう。
もし嘔吐をしている場合は症状が治まってきたら消化のいい食べ物を食べましょう。
おかゆやプリンやゼリーなどお子様が食べやすいものを少しずつ食べさせてください。
基本的にマイコプラズマ肺炎で明確な通園や通学の停止基準はありません。
しかし、園や学校で登園や登校が出来ないと判断された場合は完治するまでは休まなければいけません。
園や学校によっては登園や登校を再開する場合、診断書の提出が必要な場合があるため、自己判断で登園や登校をせず、しっかり治してから行きましょう。