育児サロンのよしです。
「なんとなくだるい」「なんとなく食欲がない」「疲れが取れない気がする」
夏になるとこのような症状を訴える方が増えてくるように思います。
そうです、毎年恒例の夏バテがやってくるのです。
「夏なら仕方ないか~」と思いがちですが、夏バテには危険が潜んでいることも。ちゃんと身体をいたわってあげたほうが良いかもしれません。
そして大人だけでなく、小さい子どもも夏バテするんです。
一方で、元気に夏バテせずに過ごしている子どももいます。
そこでこの記事では、夏バテについてその概要と、夏バテしないための対策をご紹介していきます。
目次
夏バテになってしまう理由とは?
夏バテになってしまう理由は大きく分けて3つありますので、ご紹介していきます。
暑さによって体力が消耗されるから
高温多湿の環境による体力の消耗や発汗の異常が起こることで夏バテに繋がります。
暑さによって体力が消耗してしまうと、消化器官の機能低下が起こり、疲労感やだるさ、食欲がなくなるなどの症状が起こりやすくなります。
また、多湿という状況で汗の蒸発が妨げられ、発汗異常が引き起こされるケースがあります。
汗が上手く出せないと身体から熱をうまく放出できないため、疲労感や倦怠感が増長されてしまうのです。
熱帯夜で睡眠不足になるから
夏の夜は暑くて寝苦しいですよね。
熱帯夜などにより眠りが浅くなってしまうことで、日中に溜まった疲れが取れにくくなってしまいます。
体力が回復されないことが原因で疲労感や倦怠感が起こり、夏バテに繋がります。
自律神経の乱れが生じるから
真夏の暑い日に外を歩いて、エアコンのガンガンに効いたコンビニに入るとほっとしますよね?
外に出るのが嫌になります。
しかし、この外と室内を行き来することが自律神経の乱れを引き起こし、夏バテの大きな原因になっていると言われています。
というのも、体温調整をしてくれているのが自律神経の大きな役割なのですが、夏の間も外気の温度に合わせて体温を適切に調整しようと自律神経は動き続けています。
そのため、温度変化が大きいとそのストレスによって自律神経が乱れてしまい、夏バテを引き起こしていると言われています。
家庭でできる夏バテ対策
最近では気温の上昇や食生活などの要因が重なり、子どもの夏バテが急増しているようです。
そこで、家庭でできる夏バテ対策をご紹介していきます。
睡眠不足にならないような生活を心がける
地球温暖化の影響もあってか最近は熱帯夜になることが多い気がします。
「暑くて眠れない」ということを避けるためには上手にエアコンを活用する必要もありそうです。
でも温度を冷やしすぎるのは自律神経の乱れにつながることから、あまりオススメは出来ません。
就寝時のエアコンは「少し暑いかな」と感じるくらいがちょうどいいようです。
起床に向けてタイマーを活用するなどして、ガンガンに冷やしすぎない工夫が必要と言えます。
汗をかける体質にする
汗をかけないと夏場の体温の調整が難しくなり、夏バテに繋がります。
それを避けるためには、子どもが汗をかける体質にしておくことが必要です。
まだ気温がそんなにあがらない時期から、出来ればすこし早起きしてウォーキングをしてみるなどの簡単な運動をオススメします。親子でも気軽に出かけやすいですし、30分くらいのウォーキングでも継続することで汗をかける身体を作る事ができます。
栄養バランスを考えて、冷たいものばかり食べない
夏はどうしてもジュースやアイスが美味しくなりますし、蕎麦や冷たいそうめんなどの食事になりがちです。しかしこのような食生活を続けていると夏バテを助長することになってしまいます。
ちなみに夏バテを回避できる食品には、ビタミンB1・B2を含むものが挙げられます。
ビタミンB1やB2は炭水化物をエネルギーに代える働きをしてくれるため、元気な身体を作る事が出来ます。
ちなみにビタミンB1、B2を多く含む食材は豚肉、うなぎ、納豆や豆腐などの大豆製品、枝豆、卵などです。
とくに豚肉は、ビタミンB1が豊富に含まれているため、夏バテ予防に最適な食品と言われています。
ちなみに清涼飲料水などに含まれている多くの砂糖は、それを分解処理するために多くのビタミンB1が必要になることが厚生労働省の発表からも分かっています。
ビタミンB1が少なくなると身体は疲労感を感じ、夏バテに繋がっていきます。
そのため甘いジュースの飲みすぎは控えたほうが良さそうです。
その他、夏バテに潜む危険
先ほどご紹介したようにあまり甘いジュースを飲みすぎると体内のビタミンB1が浪費されてしまうということをご紹介しましたが、他には糖尿病などの危険性も潜んでいます。
例えばコーラなどの清涼飲料水には、500mlペットボトルには角砂糖16個分もの砂糖が含まれています。
その量の砂糖を日常的に摂取していると身体に大きな負担がかかってしまいます。小さい子どもならなおさらです。
それでも水分はしっかり摂取しなければ、熱中症などのきけんもありますので、特に小さいお子さんにはこまめに水分補給をさせてあげられるように準備しておくことが大切です。
最後に
いかがでしたか?
夏バテの原因、そしてその対策をご紹介しました。
今年の夏はマスク着用必須など、これまでの夏よりも過酷な生活になることが予想されますので、特に小さい子どもがいるご家庭では一層の注意が必要になりそうです。