育児サロンのよしです。
お子さんにおむつかぶれができると、とても痛そうでかわいそうですよね。
実際にお子さんも痛いと感じるようで、おしっこをしたりおむつを替えるたびに大泣きします。
そうなってしまうと、おむつかぶれがなくてもおむつ替えを嫌がるようになり、育児にも影響が出てきます。
おむつかぶれは予防することができますし、自宅でのお母さんのケアで治すこともできます。
やりかたはほとんどお暗示ですので、ぜひ普段のおむつ替えから試してみてください。
また、悪化してしまった時の対処法についても解説していきます。
目次
おむつかぶれ対策に一番大切なことは乾燥と保湿
乾燥と保湿では逆のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、乾燥と保湿を徹底することでおむつかぶれを予防することができます。
では、おむつかぶれが起こる原因と対処法についてお話します。
おむつかぶれはなぜ起こるのか?
おむつかぶれとはおむつに触れている肌が真っ赤になったり、皮膚がただれてしまうことを言います。
ひどくなると痛みを伴いますので、赤ちゃんであればおしっこをしたり、オムツ交換をするときに泣きます。
原因として考えられるのは、2つあります。
①はお尻に長時間おしっこやうんちがついていることによって皮膚が刺激を受けてかぶれてしまうということです。
まめにオムツ交換する必要があります。次にお尻を拭くときの刺激です。
赤ちゃんの皮膚はとても弱いですので、ちょっと強くこすったり、優しくこすっているつもりでもうんちの回数が多くて一日に何回もこすっていると赤くなってきます。
②お尻がいつも湿っていてその湿気でかぶれてしまうということです。
おしっこなどで蒸れる場合もありますが、オムツ交換のときに拭いたあと、お尻が湿った状態のままおむつを履かせるとおしっこで蒸れているのと同じ状況が続いてしまいますので、せっかくこまめにオムツ交換していてもおむつかぶれになってしまう場合があります。
おむつかぶれを予防するには?
ポイント
清潔→乾燥→保湿
おむつかぶれを予防するためには、①清潔にすること②乾燥させること③保湿することの3点を繰り返し行うことです。
まずは清潔にすることです。
おむつを交換するときは、もちろんお尻拭きで拭くとは思いますが、必ず拭くようにしましょう。
うんちの時だけ拭いて、おしっこだけの時は拭かないという人もいますが、かぶれなければそれでもかまいません。
ですが、少しでも肌がかぶれるような感じがあった場合には、おしっこだけの時でも拭いたほうがいいかもしれませんね。
拭いたあとは、ついついすぐにおむつを当てたくなるのですが、実はここですぐに当ててしまうと、肌が濡れた状態でおむつをはくことになります。
そうするとおむつの中が蒸れてしまい、それがおむつかぶれの原因になることが多いですので、しっかりと乾かしましょう。
夏場であれはうちわでパタパタ扇いでもいいですし、冬であればストーブの前でおむつ交換したりドライヤーを当てたりしてもいいですね。
そんな時間がないときには、ティッシュを当てれば肌についた水分を取ることができます。
出先でのおむつ交換の時も使えますので、おすすめです。
保湿は肌が荒れていなければやらなくても大丈夫なのですが、少しでも赤くなってきたときには市販薬で構いませんので保湿剤を塗ってからおむつを当ててもらうといいかと思います。
おむつかぶれの対処法は清潔をさらに丁寧にする
おむつかぶれになってしまった時の対処法も予防法とほとんど同じです。
しかし、注意しなければいけない点が一つあります。
それは 「肌に余計な刺激を与えないこと」です。
一番肌に刺激があるのが、「おしりふきでおしりを拭く」動作です。
肌をおしりふきでこすっているわけですから、肌に余計な刺激を与えてしまっています。
それでおむつかぶれが悪化することもあるので要注意です。
こういうときは、おしりふきをさらにお湯で濡らしてビシャビシャにして洗い流すようにして拭くと肌への刺激が最小限で済みます。
手間でなければ本当に洗い流すとさらにいいですね。
ポンプ式の入れ物の中にお湯を入れてポンプの水圧で洗い流してもいいですし、お風呂場で洗面器にお湯を溜めておしりを洗ってもいいと思います。
そのあとは予防法と一緒で、しっかり乾かしてから保湿剤を塗ればオッケーです。
予防法と違って保湿剤は必ず塗るようにしましょう。
もしおむつかぶれが悪化してしまったら
どんなに自宅で頑張ってケアしてもおむつかぶれが治らないときは、 病病を受診して診てもらいましょう。
病院は小児科でも皮膚科でもどちらでも大丈大です。
あまりひどいときはステロイド剤が処方になる場合もあります。
その場合は長期には使用せず、お子さんが痛がらないくらいまで治ったら使用回数を減らしましょう。
おむつかぶれは基本には自宅でのケアで治ります。
でも、ひどくなってしまった時には、薬を使ってでも早く治してあげたほうがお子さんのためにはいいと思いますので、お子さんが痛そうにするときは迷わず病院を受診するようにしましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
おむつかぶれ対策に一番大切なことは!
ポイント
・おむつ交換の時はおしっこだけでも必ずきましょう
・おむつかぶれがいひどいときは拭かずに洗い流しましょう
・おしりがサラサラになるまでしっかりと乾かしましょう
・おむつかぶれが起きてしまっているときは保湿もしましょう
おむつかぶれはとにかく予防が一番大切です。
普段は適当におむつ交換していても、お子さんの肌を見て「ん?ちょっと怪しいぞ…」と思った時には、その時点からケアするだけでも悪化を防ぐことができます。
毎日神経質にケアすると疲れてしまいますので、お子さんの肌の状態に合わせてメリハリあるケアができるといいですね。