育児サロンのよしです。
子どもが出来たときは喜びに溢れていたにも関わらず、子どもが産まれてからの生活で「あれ、こんなに辛いの?」と落ち込んだりすることはありませんか?
よく「マタニティブルー」は聞きますが、実は現代ではパパにもこのような症状が見られることがあります。
私も振り返るとパタニティーブルーに近い部分があったように思います。
その当時は気分が優れなかったり体調の悪さが続いていました。
そのようなパパは知られていないだけで案外多くいるのかも知れません。
周りのパパ友に話を聞いても、「俺もそういうことあったよ!」という方がちらほらいました。
この記事では、パタニティーブルーにならないために、どのような対策が取れるのかをご紹介させていただきます。
この記事を読んでいただくと、パタニティーブルー対策が取れて、辛いだけではなくパパ育児を楽しむことが出来るようになると思います。
目次
パタニティーブルーとは?
よくマタニティブルーは聞きますがパタニティーブルーは聞き慣れない言葉だと思います。
簡単に言えば、ママに起こるマタニティブルー同様に、産後に子育てのことで気分が落ち込んでしまったり体調の悪さが続いてしまうことです。
その原因として「急激な生活の変化」が挙げられます。
夫婦二人だけの生活から赤ちゃんが中心となる生活に変化することで、産前から心の準備をしているママとは違って突然父親になったパパには想像以上のストレスがかかります。
特に仕事が忙しいパパは大変です。
長時間労働が終わり帰宅するとそこには育児と家事で疲れ切ったママと赤ちゃんが待っている訳なので、自分の時間という物がほぼ取れなくなっていきます。
これによってパパに鬱症状が見られることもあるので、体調がおかしい日が続くときには無理せず、病院を受診することをおすすめします。
パパ育児の楽しさと辛さ
共働き世帯が増え、育児と家事も分担制になっている家庭が増えたことでパパの負担は昔に比べて大きくなっています。
特に、最近は「イクメン」という言葉が登場していることもあり仕事が終わって帰宅すると「育児頑張ろう」と意気込むパパもいらっしゃると思います。
しかし、そこでいざ育児をやってみると想像以上に大変だったり、ママに比べて上手にこなせなかったりすることがストレスに繋がります。
もちろんママはママで子どもと一日中顔を付き合わせていることもあり精神的に余裕がない状態で、パパにきつくあたってしまうこともあります。
これでは、パパが精神的に追い込まれてしまう事態になりかねません。
一方でパパが育児に取り組むことでプラスのことも沢山起こります。
そのためには育児の辛さを理解して、ママと協力したチーム育児を行うことが必要となります。
具体的には
・子どもの成長を間近で感じてパートナーと共に喜ぶ
・子どもの成長を通じて自分も成長する
ということがパパが育児に関わることで得られる醍醐味です。
わが子の成長を実感したとき、その喜びは何物にも代えがたいものがあります。
「生まれて始めて◯◯したよ!」とか「◯◯って喋れるようになった!」という成長は、ママだけに独占させるのも勿体ないし、パートナー二人で共有することで喜びは倍にもなります。
また、子どもが成長するにつれて病気や怪我などの壁にぶつかることも増えてきます。
その壁を力を合わせて乗り越えられたときの達成感は育児以外では体験出来ないものです。
子育ては親が子どもを育てているように見えて、実は親も子どもによって成長させてもらっている部分があります。
育児によって意識と行動が変わり、人間関係が広がったり仕事に還元することが出来たり、パパも成長する事が出来るのです。
パタニティーブルーにならないために
ママの妊娠中から準備を一緒にする
パタニティーブルーは赤ちゃんが産まれてから生活が急激に変化することによって起こります。
そこで大切なのは事前のシミュレーション、予習です。
そのためには、ママが妊娠中から赤ちゃんを迎える準備を積極的に行いましょう。
ベッドやらオムツ、ベビーカー等、赤ちゃんが来たときに必要になるグッズは沢山あります。
この予習をしっかりしておくとママとしても「パパは協力してくれるのね」と評価してくれるので産後に活かせますよ。
また、両親学級など、出産前から事前知識を得たりパパ友ママ友を作れる機会もあるので活用することをおすすめします。
一人で抱え込まない
辛いと思うことを話せる人を見つけましょう。
自分の親なのか、パートナーなのか(同じ職場の人に相談できないことがあるように、パートナーに相談できないこともあるとは思いますが..)、パパ友なのか、吐き出せる相手がいると精神的にだいぶ違います。
目標を高くし過ぎない
育児で完璧主義はNGです。
とんでもない量のタスクがあるので、「あれも出来てない、これも出来てない」と気に病むのはやめておきましょう。
大切なのは優先順位です。
大事なこと、子どものためにどうしてもやっておきたいことを優先的にこなすようにし、口癖は「ま、いいか」にしましょう。
休むことも大切
日々の長時間労働、育児と家事をこなしていくと心身共に疲弊します。
疲れたら積極的に休むことを意識しましょう。
休むことも次の育児をやるために大切なことです。
子どもに限らず大人も気分転換をすることはとても大切です。
育児に煮詰まったらお風呂に入る、散歩する、寝る、スマホで漫画を見る、ゲームをするなどの簡単に出来る気分転換の選択肢をなるべく数多く用意しておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
今や育児はママだけのものではなくなっています。
その結果世のパパ達は公私共に充実した生活を送れるようになった反面、ストレスも増えています。
そしてこれまでの時代ではママが一人でこれを背負っていたと考えると、自分の母親には頭が上がりません。
この辛さも楽しさもひっくるめて育児は楽しいと言えるようになるために、自分の心身面にはより一層気を遣って生活していきたいものです。

この記事はサロン生のYさんの体験をお話しして頂きました。
優先順位・気分転換をしながら、メリハリをつけて取り組みましょう。