育児サロンのよしです。
新型コロナウイルスによって今年は短い休みになりましたが、夏休みが明けて幼稚園、学校に通いだしたことと思います。
わが家も今年は、自宅待機やら在宅ワークなどのイレギュラーな動きがひと段落し、家族みんな平常通りの生活に戻りつつあります。
子どもは休み明けの幼稚園になかなか行きたがらない様子です。
というのも、幼稚園に行くと沢山のお友達と集団生活をしなくてはならないので、子どもながらに大変な思いをしているようです。
特にうちの子は良く言えば活発なタイプなのでお友達とケンカしてしまったり、先生に怒られる機会もあるようで、落ち込んで帰ってくることもあります。
そんな時に家でできる適切なフォローってどんなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、子どもが幼稚園などで先生に怒られてしまった際に、子どもがまた前向きに幼稚園に通えるということを軸に、家庭でできる接し方をご紹介していきます。
子どもは失敗を経験して成長する
子どもは、特に幼少期は「何も分からない」状態ですから、物事の善悪もよく分かっていなかったりします。
そこで失敗して、何かを学んで、また前を向いて歩き出すというプロセスが、子どもが成長するために必要なサイクルになります。
ポイント
子供が失敗をしたときに、責めすぎたり、放置することは良くありません。
もちろん「見守る」べきタイミングもありますが、我々親が子どものために出来ることは、「子どもの失敗を受け止める」という姿勢を持ち続けることです。
大きくなってどんどん出来ることが増えてくるわが子ですが、まだまだ子どもです。
社会に出る前にたくさんの失敗をして、色々と勉強している段階なので、暖かく見守る姿勢を持ちましょう。
子どもながらに「怒られてる自分」をあまり知られたくはない
子どもにもプライドがあります。
幼稚園などに通う子は、そこでは一人前の一人の人として尊重されたいのです。
例えば「幼稚園でお友達を叩いてしまって先生に怒られた」というときに、子どもは程度の差こそあれ「失敗しちゃった」と落ち込みます。
そして、先生に怒られたということを出来ればパパやママに知られたくなかったりします。
なので、例えばわが家では妻がお迎えの時に先生から今日の出来事を聞いて、夕食時に「今日は先生に怒られちゃった話、パパに教えてもいい?」と言おうものなら全力で拒否してきます。
その時の話を本人にしてもらうには?
本人の気持ちはよく分かります。
自分も子どもの時そうだったような気がするからです。
しかし、毎回ではなくとも、怒られた時のお話を親としても一緒に振り返り次に生かせるようフォローしてあげたいものです。
だからこそ本人に伝えたいのは
怒られるのは別に悪いことではない
怒られてもあなたは素敵なあなた
怒られたことをちゃんと反省して次に生かそう
ということです。
しかし子どもが話してくれないことに対して一方的に「何で怒られたのか話してみなさい!」と怒ってしまっては、良い振り返りの時間が取れなくなってしまいます。
そこで親として意識しておくべきことは
子どもがどうしても話したがらない時は、「話せるようになったら、話してね」と本人に任せ、見守る姿勢を見せるということです。
そうすると時間がたってからかも知れませんが、子どもが自分からポツリポツリとお話してくれる様になるかもしれません。
他には、パパやママが子どもの時に先生に怒られた話を教えてあげても良いかもしれません。
「人は誰でも失敗する」ということを分からせ、失敗することは恥ずかしいことではないという意識を持たせられるので、子どもの気持ちが楽になって色んな事を話してくれるようになることもあります。
子どもから話してくれたら
子どもから先生に怒られたなどの失敗してしまったお話をしてくれたら、まずはお話出来たことを褒めてあげても良いかもしれません。
大人でも自分の悪いところを他者に告白するのは勇気がいるものです。
それを小さな子どもが成し遂げたのですから、立派な事です。
そして、お話してくれた内容に対して、子どもが悪いことをしたという内容に対して怒ってしまうことは避けたほうが良いです。
「こういう話をしたら怒られるから、パパやママには話さないでおこう」を思われたら最悪です。
これから沢山失敗して悩むこともあると思いますが、パパやママが子どもへ力を貸してあげることが出来なくなってしまいます。
だからこそ、話してくれたことを受け止めて、「今度はこうしようね」くらいに止めておきましょう。
話してくれた子どもを認めるという事実を積み上げることで、子どもの自己肯定感は高まります。
失敗を糧にいろんなことにチャレンジできるようになります。
最後に
いかがでしたか?
子どもも怒られるのはイヤで、その事実をパパやママに知られるのはもっと嫌ということもあります。
なかなか子どもが話してくれないと、親としては「ちゃんと対応しなくては!」と思いがちですが、決して焦ることなく子どもを見守っていく姿勢を持つことが大切です。