育児サロンのよしです。
毎年、7月頃に各自治体によって海開きがなされるなど、水辺に接する機会も増えます。
そこには楽しいばかりではなく危険なことも多く存在します。
注意
海や川は見た目以上に流れが早かったり深い箇所があったり、特に小さな子供にとって危険です。
今年は新型コロナウイルスの影響で自治体によっては海開きをしないという決断をするところもありますが、海開きをしないことで比較的安全であるはずの遊泳区域の場所が分かりにくくなるなど、新たな問題が発生する可能性があります。
そこで今回は、毎年起こっている水難事故、そして事故にあわないために必要な事、万が一事故にあったときにどのように対処するかをご紹介します。
目次
水難事故は毎年起こる、きっと今年も起こる
メモ
警察庁によると、夏(7〜8月の2ヵ月)において水難事故は、2018年の発生件数は全国で502件とのことでした。
水難者は595人おり、そのうち死者・行方不明者は242人です。
そういえば毎年ニュースで水難者が出たという痛ましいニュースが流れています。
こんなに多く発生しているとなると他人事ではありません。
そういえば僕の祖母はこういう夏のニュースを見ると、「海の怒りに触れたからじゃ」「毎年このような不可解な事件がある」というようなことを言っていましたがそれは完全なる誤りです。
水辺の事故には様々な原因があります。
「神の怒り」的なもので終わらせることなくちゃんと原因を見つけ、近づくときにはしっかり対策をとる必要があります。
どのようなことに注意するのか?
水難事故のほとんどは海と川で起こっています。
海と川で遊ぶ時に、それぞれ注意することをご紹介します。
海の危険
離岸流に注意
海で波が打ち寄せて引いていく様を見ていると、一定の動きがあることからその点に注意すれば大丈夫な気がします。
実はイレギュラーな流れの箇所があるのです。
それは離岸流(りがんりゅう)といって、沖に非常に強い力で引きずり込む流れです。
波が引いていくだけでもある程度強い力を感じて不安になることもありますが、離岸流はその比じゃありません。
離岸流がどこまで流れていくのか、海に染料を流す分かりやすい動画があるのでご参照ください。
https://www.youtube.com/watch?v=opiph3eHqVg
(参照:ビックリ!怖い離岸流)
急な深みや温度変化に注意
沖の方に泳いでいくと急に海が深くなり足がつかなくなることがあります。
また、海には様々な流れがあり急に水温が下がることもあるので、とにかくそのような急な変化にパニックになってはいけません。
川の危険
流れの早い場所に注意
「この川はあまり流れが速くなさそう」と感じるかもしれませんが見た目以上に流れが早く強い圧力を感じることがあります。
川がカーブしているところ、実は内側と外側で流れる早さも深さも違います。
特に小さい子どもは一回流されたら救助は困難になりますから、周辺に危険を知らせる看板などもないかチェックしましょう。
急に深くなることもあるので注意
川は常に水が流れ、一か所に極端に圧力がかかることにより大人でも足がつかなくなるくらい深い場所が出てくることもあるので注意が必要です。
川の変化に注意
先日台風や大雨だったとか、川の上流に黒い雲が見えるという状況では急に川の水流が増えることもあるので、そういう時には決して川に近づいてはいけません。
・雷が鳴った
・雨が降り始めた
・落ち葉やゴミが上流から流れてくるようになった
というような変化が起こったら同じような理由から、早急に川から離れる必要があります。
万が一の時はどう対処する
ここまでは水遊びをするときの心構えを中心にご紹介しましたが、気をつけていても事故に合う可能性はゼロには出来ません。
小さい子どもと一緒に水遊びをするときにはどのような対策、対処が必要になるのでしょうか?
海で溺れたとき
まず大前提子どもをすぐに助けられる場所で遊ぶ、危険な場所には行かないということを徹底しますが、それでも沖に流されてしまったり溺れたりしたらどうすればいいのでしょう?
ポイント
消費者庁によると子どもには「浮いてまて」を教えておくと良いようです。
海は人間の体が浮きやすいので、じたばた泳いで岸に戻ろうとするのではなく、そのままの格好で仰向けになって両手両足を大の字に広げ浮き、救助を待つという方法です。
【海などの水中で溺れたり流されたりしたら、浮いて待て!】「浮いて待て!」とは、衣服を着たまま、無理に泳がず、救助されるまで仰向けで力を抜き、大の字で漂流する対処法。それを子どもが実行して、救助された事例があります。#アブナイカモhttps://t.co/4qHt8CyVDC pic.twitter.com/Lv0bYqNC4l
— 消費者庁 子どもを事故から守る! (@caa_kodomo) May 18, 2018
(参照:消費者庁 子どもを事故から守る)
川で溺れたとき
川の流れは非常に早いので、一度溺れたら保護者でも助けるのは困難です。
それに川は淡水なので人の体は浮きにくいため、「浮いてまて」は通用しません。
川では「溺れたらどうするか」ではなく「溺れないためにはどうするか」を考えるしかありません。
川では絶対に溺れたり流されたりしないように対策しておく必要があります。
万が一に備えライフジャケットを付けて遊ぶのが効果的と言えるでしょう。
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今年だけではなくしばらく使えるライフジャケットです。
強い浮力もあり品質も安心です。
最後に
いかがでしたか?
子どもの水難事故を起こさないための心構え、万が一のときの対処法をご紹介しました。
子どもにとって水遊びは本人の成長を促すとてもいい経験になるので、せっかくの夏なのだからどんどんさせてあげるのは素晴らしいことです。
一方で危険なこともたくさんありますから、万全の態勢で遊ばせることが大切です。