育児サロンのよしです。
「子どもの好き嫌いってどうしたら治るんだろう?」
「いろいろ工夫して作っても、嫌いなものは絶対に食べてくれない。」
子どもには、好き嫌いなく食べて欲しいですよね。
せっかく作ったものを残されちゃうと、本当にがっかりしてしまいます。
今回は、偏食するとどういったデメリットがあるのか?
好き嫌いを克服するための具体例やレシピを紹介していきます。
合わせて、親は子どもの好き嫌いとどう向き合ってきたかをお話します。
目次
好き嫌いのデメリット
やはり、好き嫌いすると健康面で様々な影響があるようです。
- 風邪をひきやすい
注意ポイント
偏った栄養ばかりを取っていると、免疫力が低下します。
結果、風邪をひきやすい、疲れやすい体になってしまいます。
さまざまな病気のリスクが高まることになります。
- 発育不全になる
注意ポイント
毎日の食事が体を作り、機能させています。
成長に必要な物質が不足すると、健全な発育が損なわれてしまいますね。
また、ホルモンバランスの乱れる可能性も出てきます。
ホルモンバランスの乱れは、脳の機能にも関わってきます。
- 便秘しやすい
注意ポイント
便秘の原因として食物繊維の不足があげられます。
偏った栄養だけではどうしても腸内環境が悪くなってしまいますね。
好き嫌い克服具体例3つ
筆者の長女は小さいころから「お肉」があまり得意ではありません。
二女も「果物」全般は、ほとんど口にしません。
甥っ子がこれまた強敵でして、典型的な「野菜嫌いの男の子」です。
少しでも克服できるように試した方法を紹介します。
細かく刻む
すでに実践されている方も多いと思いますが、これが一番効果的ですね。
細かく刻んで、見た目を分からなくする方法です。
ただ、子どもは匂いに敏感なので、味付けを工夫する必要があります。
嫌いなものは、そのものの味が苦手だからです。
お好み焼きの具にしたり、カレーの具にして煮込んだりしてみてください。
野菜嫌いの甥っ子が食いついた「ビビンバ」のレシピです。
<材料>
- ひき肉
- もやし
- にんじん
- ほうれん草
- ごま油
- コチュジャン(お好みで)
- 白ごはん
<作り方>
- それぞれの肉・野菜を別々にごま油でいためる
- 砂糖・しょうゆで味付けする
- ホットプレートで野菜・肉・ごはんを合わせる
ほうれん草など、緑の野菜はハードルが高ければ、最初は省いてください。
お好みで、卵やチーズもいっしょに合わせるとコクがでていっそうおいしくなりますよ。
甥っ子は、ごま油の香りと、みんなでわいわいホットプレートの雰囲気でおかわりを何度もしました。
「もやしを食べるなんて信じられない!」
と、ママは驚いていましたね。
ばっちり大成功でした。
野菜を育ててみる
実際に野菜を苗から育ててみてはどうでしょうか?
プランターで気軽に家庭菜園できる、トマト・きゅうりあたりが始めやすいですね。
野菜が成長して収穫するまでを、お世話しながら目にできるので、愛着が湧いてきます。
サラダなら子どもでも作れます。
いっしょに作ると楽しいですね。
野菜だしを使う
それでもどうしても無理な場合は、「野菜だし」を使う方法があります。
アクの少ない野菜なら何でもだしがとれますし、ヘタ・皮・芯・種などの野菜くずでOKなので、とっても経済的です。
野菜の種類を増やせば増やすほど、栄養価も上がり味に深みがでてきます。
野菜だしのとり方
<材料>
- 野菜くず(両手にいっぱい)
- 水1000㏄
- 酒少々
<作り方>
- 材料を入れ、色が出るまで中火で煮立てる
- 野菜を濾す
冷凍保存も可能なので便利です。
スープ類・煮物類・炊き込みご飯などに重宝します。
だしの味に少しずつ慣れていくことからはじめてみてはどうでしょうか。
親が心がけること
すごく料理上手なママなのに「好き嫌い」する子はたくさんいます。
生まれ持った食の好みも当然あります。
まじめに頑張っているママには頭が下がりますね。
親の気持ちの持ち方についてアドバイスします。
長いスパンで
あせらず長いスパンで見ていくことです。
食の好みは大きくなるにつれて変わっていくものです。
ささいなことがきっかけで克服できる場合もあります。
あまり気にしすぎず、おおらかな気持ちでいましょう。
楽しい食事環境
食べることを強制せずに、まずは楽しく食事できる環境作りが大切です。
我が家では、食材・作り方・味つけなどの話を食事中によくしています。
「この野菜は○○さんちのおばあちゃんが作ったんだよ。」
「今日はちょっと甘すぎた?どう?」
など、食べながら話すのは楽しいものです。
最後に
子どもの好き嫌いにはデメリットが多いこと。
好き嫌いを克服する方法として、
ポイント
- 細かく刻む
- 野菜を育てる
- 野菜だしを使う
親が心がけることは、
ポイント
- 焦らず長いスパンでとらえる
- 楽しい食事環境作り
ということをお伝えしてきました。
「空腹は最大のごちそう」という言葉があります。
しっかり遊んで、お腹が空けば、あっさり食べてくれるかもしれませんね。
皆さんの子どもが何でもおいしく食べられて、心身ともに健康に成長できることを願っています。