育児サロンのよしです。
出産は生命の誕生であり、お腹の中で育った我が子が初めて世に誕生する瞬間です。
無事に元気な産声を聞けて安心するとともに、これから長い子育てが始まります。
楽しいことも大変な事もありますが、子供がいるからこそ味わえる瞬間もあります。
これから赤ちゃんが生まれる人にとって、どんな生活が始まるのかわくわくしている人も多いでしょう。
今、出産と言えば「立ち合い出産」を希望する夫婦が増えています。
立ち合い出産とは旦那さんが奥様の出産に立ち会うことを言い、陣痛から出産まで産婦さんに寄り添うことになります。
「ちゃんとフォローしてくれるのか心配」「そもそも立ち合い出産って何をすればいいの?」
そんな疑問を抱いている方に、我が家の初めての出産体験記を紹介します。
初めての出産は計画分娩でした
我が家は第一子を妊娠中、羊水が少なくなったため医師と相談の上、計画分娩になりました。
初めての出産がまさかの計画分娩、ただでさえ陣痛が怖いのにどうしようと不安でいっぱいでした。
計画分娩でも立ち合いするかしないかは自由でしたが、「初めて生まれてくる我が子の誕生を見てみたい」という事で立ち合い出産にしました。
荷物を準備し、分娩をする前日に入院し処置をして翌日の朝10時に促進剤を投与するため、荷物を纏めて決められた日に病院へ行きました。
入院前に先生の話があり、夫婦で部屋へ向かいましたが、この時点で旦那はいつもと変わらない態度。そ
わそわしているのは私だけで気持ちはもやもやしていました。
夜に子宮口を開く処置をし、睡眠をしっかりとるように言われましたが当然気になって眠れないまま当日を迎えました。
いよいよ出産!旦那の様子は?
いよいよ促進剤の投与開始。
促進剤を使用しても陣痛も出産も他の産婦さんと変わりません。
薬が徐々に効いて、本陣痛が来れば生まれます。
まだ投与して2時間は陣痛が来なかったので、その時の旦那の様子はというと、陣痛室で買ってきたお昼ご飯を食べ、更に漫画を読んでいました。
「なんて人でしょう」と思っていましたが、私も特に痛みはなく呑気に過ごしていました。
昼ご飯を終えた時に医師が来て人工的に破水をさせました。
その後から私は今まで経験したことがない強烈な痛みが襲ってきました。
テレビで出産のシーンを見たことがあり、お母さんがとても唸っているシーンを見たことがあります。
テレビだからオーバーに唸っているだけかと思いましたが、実際に体験すると唸る理由もわかります。
旦那は私がオーバーに唸っているのではと思いましたが、
そうではないと思ったのか背中を擦ってくれたり助産師さんが持ってきたテニスボールなどを使ってフォローしてくれました。
しかし、痛すぎてそれどころではなく腕に着けていた点滴を今すぐ外したい気持ちでした。
陣痛中のフォローですが、テニスボール以外にも、ストローの付いた飲み物を定期的に口元へ運んでくれたり、吸うタイプのゼリーを用意してくれ、こちらも定期的に口元へ運んでくれました。
夏でも冬でも陣痛室や分娩室は赤ちゃんが寒くない様に一定の温度が保たれているので、赤ちゃんは快適かもしれませんがこちらは暑く、痛みで体力も消耗してきます。
予め出産に関する本を読んていたこともあり、陣痛中に何をしたほうがいいのか、どんなものを用意した方がいいのか頭に入れていたらしく、定期的にこういったフォローをしてくれました。
子宮口が全開になり、いざ分娩室へ移動です。
私が選んだ病院は分娩室でのビデオ撮影が可能だったので、分娩室へ入ってすぐ撮影開始です。
ところが、時間がかかると思っていた分娩ですが、分娩室へ入った時には既に赤ちゃんの頭が出ており、先生たちも当然初産で時間がかかると思っていた為準備をしておらず、数名で慌てて準備をしていました。
結果的に分娩室へ入って10分ほどで第一子は無事に誕生!
元気に泣いた我が子の声を聴けて、旦那は涙を流していました。
後から助産師さんへ聞くと、立ち合い出産を経験した旦那さんは生まれた瞬間と我が子が泣いた声を聴いて涙を流す人が多いそうです。
生まれた赤ちゃんは羊水を抜くために処置を施します。
生まれた手の我が子が腕の中で泣いている様子を見て、命の重さやこれから自分がお父さんになる事を感動しており我が子を大切に抱いていました。
初めての出産で、最初は普段と全く変わらずもやもやしていましたが、あらかじめ出産に関する情報を頭に入れていたことで本陣中はとても助かりました。
最後に
いかがでしたか?
立ち合い出産をすることで、出産の大変さを旦那さんが理解することができたり、我が子をより大切に思う気持ち湧いてくるのでその後の育児も積極的に手伝ってくれます。
下の子も同じく立ち合い出産で生みましたが、同じように子供のお世話を手伝ってくれるため、体を休める事もできる為助かります。
妊娠も出産も何度も経験できるものではなく、生まれる瞬間は人生の中でもごくわずかな時間です。
その時間に夫婦で立ち会えるのは、自分の人生の中でも大きな経験ではないでしょうか。
立ち合い出産を躊躇している旦那さんの中に「血を見るのが怖い」という理由で躊躇している人も居ますが、実際は陰部などの処置をしている所は医師や助産師などの医療関係者しか見る事が出来ないので、大量に出血している所を見ることはありません。
輸血を必要とする場合はその時に吊り下げてある血液パックを見ることはありますが、それだけなので殆ど血を見ることはないでしょう。
これから出産を控えている夫婦で、立ち合いをするかどうか迷っている人も居るかもしれませんが、立ち合いをすることで様々なメリットもあります。
貴重な瞬間でもある出産に、ご夫婦で経験されてはいかがでしょうか。

立会い出産を希望されている方やどんな感じなのだろう?と疑問がある方はぜひご参考にしてください。