育児サロンのよしです。
新生児や乳児は急にぐったりしたり熱を出したりすることがあります。
それが夜中だったりすると病院も閉まっているし心配ですよね。
特に新生児のうちは症状も悪化しやすいケースもありますし、お母さんもまだ子育てに慣れていない時期だったりもしますので、余計に心配になるものです。
そんな時の対処法を知っておけば、いざというときに慌てずに済みます。
大切なポイントだけ押さえて心構えをしておけるといざという時に備えられます。
今回は子供が夜中に熱を出した場合の対処法を紹介いたします。
目次
一番大切なことは観察すること
お子さんが熱を出した時に、一番やらなければいけないことは「今、自分の子がどういう状況かしっかり確認する」ということです。
え?そんなこと?と思われるかもしれませんが、現在のお子さんの緊急度を把握するというのはとても大切なことです。
それに、子どもの熱にはすぐに病院に行ったほうがいい場合と次の日の外来の時間まで待っていても大丈夫な場合とがあります。
一番大切にしたいことは、お子さんに苦しい思いをさせないこと、そして症状を悪化させないことです。
夜間にお子さんを連れまわすことで症状が悪化してしまうこともありますので、移動は最小限にしたですよね。
なぜ観察してみる必要があるのか
お子さんが新生児であれば、まだ育児も慣れていない中で熱を出されることになりますので、少なからず慌ててしまうと思います。
そうすると、早まって行動してしまい、余計にお子さんに苦しい思いをさせてしまうこともあるかもしれません。
安静にしていればいいところをあちこち連れまわしてしまっては、お子さんの体調は余計に悪化してしまいます。
親が冷静になるために一度落ち着いてお子さんの様子を見る必要があります。
また、夜間の救急病院は必ずしも良い点ばかりとは限りません。
夜間の病院は当番医制なことが多いですので、慣れない病院、 慣れない先生であることが多いです。
また当番の先生が小児料医とも限りません。
大きい病院であれば対応が研修医となるケースも多くあります。
いろいろな患者さんが一つの場所に集まることになりますので、軽い症状で受診して、インフルエンザなどの感染症でもうつされたら余計に大変になります。
また、 夜間の病院を受診すると受診料が高くなる病院もあります。
しかし、 緊急の時はそう言ってもいられませんよね。
ですので、 その時はたとえ小見料の先生が当番でなくてもとりあえず病院に行く必要があります。
この判断をするために、一度落ち着いてお子さんの様子を観察する必要があるということなのです。
では、様子を見極めるにはどうすればよいか?紹介していきます。
夜間様子を見ていてもよいケース
「熱がある」以外の症状が見当たらない場合は、夜間に急いで病院を受診する必要はありません。
発熱しているのに、咳や鼻水がない、 見た感じ具合悪そうでもない、 (動き回れる子であればいつも通り遊べているなんて場合には様子を見ていて良い場合が多いです。
熱くて苦しそうであれば頭を冷やす場合もありますが、本人がいつも通りであれば、とくに冷やさずに朝まで経過をみていてもいいと思います。
本人が熱いと感じていなければアイスノンなどは嫌がることも多いですので、その時は無理に使用しないようにしましょう。
朝まで待っても熱が下がらないときはかかりつけの病院を受診しましょう。
夜間に病院を受診してもよいケース
「熱がある」のと他に何か症状がある場合は病院受診を検討してもよいかと思います。
ただ、 咳や鼻水程度であればひどくなければ翌日の受診でも十分間に合うでしょう。
吐いたり下痢したりしているときは、お子さんの様子を見ながらの受診になります。
吐いても意外と普通にしている場合は様子を見れますし、何回も連続で吐いてぐったりしてるようであれば夜でも受診したほうがいいでしょう。
基本的な考え方としては 「朝まで待てるかどうか」です。
刻一刻と悪化しているのが目に見えた時には、現在の状態がそれほど悪くなくても病院を受診してよいかと思います。
迷ったときには電話相談を活用しても良いでしょう。
市町村によって異なりますが、 「子ども教急相談」 などの名称で病気やケガの対法について相談にのってくれる番号がありますので、 そこで相談してみると安心かもしれません。
夜でも絶対に病院を受診すべきケース
この症状が出たら何時だったとしても必ず受診したほうがいいという場合も、もちろんあります。
・熱が出た+けいれんしている
2回目以降のけいれんで慣れたお母さんであれば受診しない人もいますが、 初めてけいれんを起こしたときには必ず受診しましょう。
また1回目ではなくても 15分以上けいれんが続くときには病院に行きます。
荷物を持ちながらけいれんしている子を運ぶのは難しいです。
ですので、 大人が1人しかいなくて対応できない時には救急車を呼んでもいいと思います。
迷ったら行こうと思っている病院に電話してみると、どのようにしたらいいか教えてくれます。
- 熱が出た+ぐったりしている
お子さんが「体調が悪い」と利断するとき、 「具合が悪くて泣いてる」 のと 「具合が悪くてぐったりしている」 のではぐったりしている」ほうが悪いと考えるようにしてみましょう。
「泣く」というのは、 「まだ泣く元気がある」 というように考えます。
ぐったりしているというのは「泣く元気すらない」という状態です。
ですので、 熱があるうえにぐったりしていてこちらの呼びかけにあまり反応をしなかったり、 ミルクやご飯をあげてもまったく口をつけなかったり、ぐったりと横になったまま動かない場合には、 夜でもすぐに病院を受診しましょう。
最後に
いかがでしたか?
子供が夜中に急に具合が悪くなった場合の対処法を紹介させて頂きました。
ポイント
*お子さんが熱をだしたら、 まずはしっかり観察する
*熱以外に症状がない場合には翌朝まで家で様子をみましょう。
*熱以外の症状が咳や鼻水の場合は、 ひどくなければ夜に受診する必要はありません。
*熱+吐く場合には、 本人の機嫌を見て判断しましょう。
*熱+けいれんやぐったりしているなどの症状の場合には夜中でも必ず病院を受診しましょう。 大人が一人しかいなくて対応できない時は救急車の使用も考えましょう。
子どもは自分自身でうまく意思表示をすることができません。
具合が悪いのかどうかは普段の様子を見ているご家族の判断に任されています。
ですので、 普段以上に落ち着いて冷静に子どもの様子を観察できるといいですね。

Sさんは看護師経験もありますので、ぜひこの記事を参考にしてください