育児サロンのよしです。
子どもが数字やひらがなは覚えられても時計の読み方を覚えさせるのに苦労するという話を聞きます。
4歳になるうちの子も数字を読んだりひらがなを読んだりすることは出来ても、なかなかアナログ時計を読めるようにはなりませんでした。
今はまだ良いですが、小学校に入学して授業、休み時間、給食などの集団生活を行ううえでは時間が分かるようになることが必要になります。
まずは時間の概念を理解する必要があるなど、時計を読めるようになるには様々なステップが必要になります。
そこで今回は、子どもが時計を読めるようになるために親が出来ることをご紹介していきます。
目次
時計の読み方が難しいポイント
時間の読み方を教えるうえで「時」と「分」の違いや概念を説明しても子どもに理解は難しいです。
そこで最終的に時間を読めるようになるには順番だてて、そして「分」に関しては最初は簡略化して教えてあげることが大切です。
それでは早速、時計を効率よく読めるようになるためのステップをご紹介します。
ステップ① 時間に興味を持たせる
まずは日常生活の中で時間に関する話題を積極的に出すようにしましょう。
例えば
・今は仕事しているから、あと10分したら一緒に遊ぼう
・〇時になったら帰るから、もう少し公園で遊んでいていいよ
・おやつの時間は10時と3時だよ
というような会話を増やし、時間にまつわる情報をちょこちょこ出してあげることが大切です。
以上のような会話を増やすことよって子どもは、「時間を知りたい」「時計を読めるようになりたい」という興味を抱く事が出来るようになります。
そもそも子どもが時間や時計に興味を持っていない状態で時計の読み方を教えると、とんでもなく大変だし、子ども自身も興味がないので辛いです。
まずは子どもが時間や時計に興味を持つ状況を作りましょう。
ステップ② 短い針から教える
まずはリビングや子ども部屋など、子どもが簡単に目にする事が出来る位置に、なるべく数字を読みやすい時計を設置しましょう。
そして最初は「時」の読み方から教えていきます。
このとき、机に向かって時計の読み方をきっちり教えるのではなく、日常生活のお話の中で時間に関する情報を出していくのが大切です。
例えば
・短い針が7になったら朝ごはんだよ
・短い針が8になったら幼稚園に出発するからね
・短い針が4になったらおもちゃを片付けてね
・短い針が6になったら晩ごはんだよ
というように、なるべく子どもが理解しやすいように短い針のことだけ、つまり「時」に関する会話だけするようにします。
これを繰り返していくと「短い針が3のところにあるけど今何時?」「今何時だと思う?」という会話に発展させる事ができるので、時間を効率よく読めるようになっていきます。
ステップ③ 「ピッタリ」の時間と30分を教える
「時」が分かるようになってきたら次は「分」の概念を教えていきます。
「分」は1~60分まで幅広く覚えるのが大変なので、最初は「ピッタリ」の時間を教えてあげます。
長い針が12のところにきたら「ピッタリ」
長い針が6のところにきたら「30分」です。
これも日常会話の中で、
・長い針が12のところに来て8時ピッタリになったら幼稚園に行くよ
・6時ピッタリになったら夜ごはんね!6時30分になるまでごはんを食べ終わるようにしようね
という風に取り入れていくことが大切です。
ステップ④ 「分」をもう少し細かく
子どもがここまで時計を読めるようになったら、次は分をもう少し細かく刻んでいきます。
最初は10分や5分ごとに、次第に細かく時間を読めるようにしていきましょう。
時計を読めるようになるとこんないいことが
時計を読めるようになると時間が分かるようになるので、小学校に入学した時にはスムーズに集団生活を行う事が出来るようになります。
また、日常的に時間に関する会話は多くなされますから、大人が話している内容を理解できることが増え、言語の発達にも効果が期待できます。
読み方を教えるのに便利な時計
時間の読み方を教えるには、日常会話で時間の話をするのが一番効果があります。
そのため、いろんなアプリや知育絵本も効果的ですが、リビングの時計に一工夫するのが最も効率よく時計を読めるようになります。
そこでオススメなのが、短い針と長い針が色分けされており、「分」については1分ごとに数字が書いてあるので分かりやすいです。
また、短い針が数字と数字の間にあるときの時間を読むのが難しいのですが、この時計なら大丈夫です。
時計を読めるようになるのにとても効果的なアイテムです。
最後に
いかがでしたか?
時計の読み方を教える効率的な方法について、そしてそのアイテムについてご紹介しました。
時間の読み方を教えるなら、子どもが時計の読み方に興味を持っていることが大前提になりますので、日常会話の中で時間に触れ合える機会を沢山作ってあげることが大切です。