育児サロンのよしです。
子どものクセの中でも、「爪かみ」は最も気になるクセの1つですよね?
衛生面から考えても、親としてはやめてもらいたいもの。
「子どもは、どうして爪かみをするの?」
「このまま何もしないで大丈夫?」
「親は、子どもの爪かみにどうかかわるべき?」
今回は、子どもの「爪かみ」の原因と親のとるべき対処法についてお話します。
合わせて、我が家の体験談をお伝えしていきます。
爪かみとは?
言葉通り、手や足の爪をかむ行為を指します。
特に害がなければ、無理に直す必要はないのですが、爪かみには様々な悪影響も考えられます。
- 手や爪の殺菌が口に入ってしまう
手には目に見えないばい菌やウイルスがひそんでいます。
お腹をこわしたり、不調の原因となる可能性があります。
- 爪が変形してしまう
爪をかみ続けていると、筋が入ったり、表面が凸凹になってしまいます。
見た目の問題がでてきます。
- 大人になってもクセとして残ってしまう
大人になっても、爪をかむクセのある人はいます。
無意識でしていることなので、直すことが難しくなります。
以上の点から、早期に直した方がいいと言われています。
爪かみの原因
次に爪かみの原因を探っていきます。
精神的なストレス
休日にゆっくりしている時は平気なのに、叱られたり、宿題をし始めたりすると爪をかむことがありますね。
精神的なストレスや負荷がかかっているからです。
大人でもイライラすれば、髪の毛をかいたり、貧乏ゆすりをしたりと、気持ちの安定を図っています。
同じように、子どもも精神的ストレスを分散させるために爪かみをするのです。
環境の変化
入園、卒園、引っ越しなど、新しい環境の変化に子どもは敏感に反応します。
心のバランスが崩れていることも原因の1つに考えられます。
さみしい
ママが出産入院をしている時や、下の子が生まれた時など、さみしさをまぎらわせるために、ということも考えられます。
感情の行き場が分からなくなっている時ですね。
なんとなく
特に理由がある訳ではないけれど、何となくやっている場合もあります。
爪をかんだ時に、何かのきっかけで「すっきり」を感じたのかもしれません。
かむことが心地よくて、体や心が欲し続けているのでしょう。
爪かみは、子ども自身が心のバランスを保ち、落ち着くためにしている行為だと言えます。
爪かみを直すための親の対処法
ポイントは、「爪かみは、注意したり、叱ったりして直るものではない」ことを親が知っておくことです。
加えて、どんなシチュエーションで爪かみをするのかを把握します。
- いっしょに過ごす時間を積極的に作る
朝ごはんは家族みんなで、寝る前はママと2人っきりなど、子どもと触れ合う時間を意識してとってみてください。
機会があるごとに、「ありがとう」「だいすき」など気持ちを言葉で伝えてあげましょう。
愛情表現やスキンシップが、子どもを安心させます。
- 爪かみが良くない理由を説明する
なぜ爪かみをやめた方がいいのかを、具体的に話してあげます。
爪かみがよくないことだと自覚するようになります。
- 爪かみしていることを認識させる
無意識に爪かみしている時は、やさしく声をかけます。
「爪、やめておこうね。」と手を握ってあげます。
「また、爪かんでるよ。」と直接的に注意しても、子どもは叱られているように感じてしまえば、改善は難しくなります。
- アメをなめる
口に何かが入っている時は、爪かみはしにくいものです。
ただ、虫歯のリスクは高くなってしまうので、歯磨きはこまめに行う必要がありますね。
キシリトールガムなんかもおすすめです。
※こんなものもあります。
<ビターネイル 10ml 日本製爪噛み防止トップコート >
爪かみ防止用の専用マニキュアです。
体に害の少ない成分で作られています。
爪をかんだ瞬間に苦みが広がります。
我が家の体験談
長女が神経質な方なので、時期によっていろいろなクセがあらわれていましたね。
爪かみも一時期ありました。
きっかけは、爪がギザギザしてて、気持ち悪かったのをかんで直したとか、ささいなことなんですよね。
引っ越しをしたり、二女が生まれたりと、長女なりに心のバランスを保とうとしていたのでしょうね。
親の心配だったり、不安な気持ちだったりが伝わっていたのかもしれないですね。
何となくですが、子どもの気持ちに気づいていたと思います。
でも、人前で爪をかんでいる我が子を見れば、つい口調がきつくなってしまうことだってあります。
今思い返してみて、1つ言えること。
クセは親が気にしなければ、直る確率が高くなるんじゃないかということです。
おおらかな気持ちで子どもに接していれば、
「そういえば、爪かみなくなったな。」
そう思える日が必ず来ます。
最後に
いかがでしたか?
子どもの「爪かみ」の原因と対処法についてお話してきました。
爪かみは、子ども自身が心のバランスを保ち、落ち着くためにしている行為であること。
爪かみの原因には、
- 精神的なストレス
- 環境の変化
- さみしい
- なんとなく
などが考えられること。
親ができる対処法は以下の3つ。
- いっしょに過ごす時間を積極的に作る
- 爪かみが良くない理由を説明する
- アメをなめる
爪かみは、注意したり叱ったりしても、直るものではないことをお伝えしました。
あせらず気長に向き合っていただきたいと思います。